映画『パパはわるものチャンピオン』

～大事なのは、勝つことじゃない。人生を戦い続けるすべての人に贈る感動の物語～

『パパはわるものチャンピオン』

観てきました

もっと前からこちらのブログでも紹介したかったのですが、実際に自分が見て、プロレスファンじゃない人にもほんとにおススメできるか確認してからにしようと公開日を待っての投稿になりました。

***あらすじ***
人気も実力も兼ね備えたエースレスラーだった大村孝志（棚橋弘至）。10年後の現在ではかつての強さを取り戻せず悪役レスラーとなり、客席からブーイングを浴びる日々を送っている。妻の詩織（木村佳乃）は変わらず応援してくれるが、自分の仕事を9歳になった息子の祥太（寺田心）には打ち明けられずにいた。しかしある日、偶然祥太にバレ「わるもののパパなんて大嫌いだ」と言われてしまう。そんな孝志に名誉を取り戻すチャンスが訪れる。トップレスラーのドラゴンジョージが、孝志をタイトルマッチの相手に指名したのだ。自らのプライドと家族への愛のために、全く勝ち目のない戦いに立ち上がる孝志。果たして、孝志が決意したすべてを賭けた危険な技とは？　そして息子との絆を取り戻すことは出来るのか──？

この映画はプロレスを題材にしていますが、描かれている内容は家族の絆。父親・息子のそれぞれの葛藤や切ない気持ち、それを優しい気持ちで受け止める妻であり母である詩織。

私自身は父でも母でも子どもでもないけれど、不思議とどの立場の気持ちもすごく伝わってきて、胸がギュッとなったり嬉しかったり、すごく感情移入できました。

ストーリーは絵本が原作でとてもわかりやすいです。最後の展開は流れ的にこうかなって思ってたのとは違ってて、あ、そうくるんだ！良い意味で予想を裏切られました。現状を受け入れてそこから昇華させていく、そこからまた始まる明日からの日々…みたいな。

見た後はほっこり温かい気持ちになれるし、清々しくもある、そんな映画です。

要ハンカチ

私はあと2，3回は見に行くつもり（笑）